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Trans-local Magazine : 
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City as a home
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Introduction
ホームってなんだっけ?
MOMENTは、あらゆる地域や分野を横断しながら、新しい都市のあり方を探索する人たちのためのトランスローカルマガジンです。創刊3号の特集は「City as a home」。自宅と近隣にとどまって過ごす日々のなかで、急速にしぼんでいく街への想像力をいかにして新たな形で取り戻すのか。香港、アムステルダム、埼玉県小川町などを巡って、ホームとしての都市のあり方について考えます。

香港在住の作家 / デザイナーによる書き下ろし小説から、認知症を包み込む都市のあり方を探る寄稿、有機農業のメッカを巡る循環の旅、演劇ユニットPort B主宰・高山明へのインタビュー、磯野真穂と坂口恭平の対談、自宅でつくるゴーストレストラン......などなど、ホームの世界を旅する3号をお届けします。

Purchase
MOMENT 3:City as a home
発行:リ・パブリック
発売:2021年8月7日
サイズ:B6版変形
ページ:164
言語:日本語
ISBN :978-4-9910759-2-6
価格:印刷版:1800円+税 / 電子版:1500円+税
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Feature 1
マイケル・ルンと歩く香港
Michael Leung
ロンドン生まれ香港在住のアーティスト/ デザイナーで、都市農業にかかわる多数の活動を展開するマイケル・ルン。超高層住宅とにぎやかな看板が林立する香港市街地の屋上で蜂を飼い、コンポストを置き、週末ごとに新界の農村に通う。

マイケルによる小説とインタビューで香港の日常を巡りながら、都市のマイクロポリティクス(小さな政治)を考える。揺れる香港でときほぐされ、結び直されるものとは。
Hong Kong
Feature 2
レニー・ラマカースと話す新しいhomeの時代
Droog Design
1990年代にコンセプチュアル・デザインの流れをつくり出し、ものの見方を刷新し続けてきたオランダのデザイン・コレクティブDroog(ドローグ)。

近年はOpen HouseやDesign + Desiresなど都市にまつわるプロジェクトを次々と展開している。共同創設者のレニー・ラマカースは、激変する世界でいま何を見ているのか。第2の拠点バルセロナの自宅にいる彼女と話すホームのこと。
Amsterdam / Barcelona
Feature 3
FOOD FOR TRANS-LOCAL
これからの地域の糧を探して
埼玉県小川町篇
そのつもり / PEOPLE / 横田農場 / 麦雑穀工房マイクロブルワリー
自家製酵母のベーカリー、半径5kmの食材でランチプレートをつくる喫茶兼書店、在来種を育て、種の自家採種をする有機農家、自給100%のビールをつくるブルワリー。

街の人が日々行き交い、頭と身体の糧(Food)を得る場を巡る連載第2回は、有機農業の地として知られる埼玉県小川町を巡る。彼ら彼女らの実践から、地域に深く根ざしながらも、その先の風景を形づくるトランスローカルのあり方を考える。
Saitama
Special
漫画 : 将来の集落
香山哲
最新刊『ベルリンうわの空 ウンターグルンド』をはじめ、日常生活に起こるさまざまな出来事を独自の視点で切り取る気鋭の漫画家、香山哲による新作連載コミック。

今号では「UVB-76」「すぐれたデバイス」2本の短編を描き下ろし。現在の世界が何度も滅亡した後に人類が形成するかもしれない、さまざまな形の集落を描く。
Index
目次
農村の再開発で村人のいなくなった香港・元朗区の横洲
Photograph by Mandy Chan

横洲のジャックフルーツ・フェスティバル
Photograph by Michael Leung
横洲にあった貼り紙「権力をかさに人をだますな」
Photograph by Mandy Chan

トタンやビニールシートの屋根の下、迷路のように店舗が建ち並ぶ棚仔布市場
Photograph by Mandy Chan

マイケル・ルンのスタジオ
Photograph by Mandy Chan
Stockist
お取り扱い情報
※これまでにMOMENTのお取り扱いがある販売店様の一覧です。
3号のお取り扱い状況については各店様にお問い合わせください。

現在、販売店様と直接取り引きさせていただいております。
書店の方に限らず、お取扱いに興味のある方はこちらからお気軽にお問い合わせください。
2022年2月1日 更新
News
ニュース / イベント情報
2020 6/1  —  moment第二号を販売開始しました。
2019 7/1  —  関西圏でのお取り扱いが増えました。
2019 6/5  —  お取り扱い書店が全国で増えました。
2019 5/31 — ECでの販売を開始しました。
2019 5/31 — MOMENTのTwitter / Facebookを開始しました。
2019 5/31 — MOMENTウェブサイトを公開しました。
Tweets
Radio
MOMENT Radio
MOMENT radioでは本号の取材のために巡ったデトロイト・台湾・鳥取について様々なゲストを招き、話していきます。

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Why we started moment.
ハウスの輪、ホームの輪
自宅と近隣にとどまって過ごす日々。それまで周囲を取り巻いていた都市の輪は穴の空いた風船のようにみるみるうちにしぼんでいき、マンションの一室にすっぽりと覆いかぶさってしまった。

そんなとき建築家・中山英之の著書をふと手に取った。ある夫婦から小さな山荘の設計依頼を受けた中山は、野生動物から野菜や果樹を守るためのフェンスが欲しいと言われて、小さな家の外側にフェンスをつくるのではなく、内側に庭の輪を置いてみることを思いついたという。

「朝、旦那さんが卵を採りに庭に出ると、窓の向こうからもの欲しそうに、野生の動物がこちらを見ていました。そこで、別の窓から奥さんに卵を渡してから、落ちていた果物を拾ってあげました。丸い庭を囲む窓の向こうに、奥さんと動物がおんなじように並んでいます。この庭にとって、なかとはどこのことでしょう? そととはどこのことでしょう? ほんのささやかな一瞬の出来事ですが、このとき、庭にいるあなたの目には、自分自身の生活と『それ以外』の世界とが、対等に並んでいます」『1/1000000000』(LIXIL出版、2018年)より

今号の特集はCity as a home。香港、アムステルダム、埼玉県小川町をめぐって、ホームとしての都市のあり方について考えていく。ハウスの輪に、少しだけ大きなホームの輪を掛け直してみること。ふたつの輪から「それ以外」が立ちのぼってきたら......。さあ、小さくて大きなホームの世界へ踏み出そう。

2021年8月 白井瞭
Credits
Issued by:Re:public Inc.
Editor-in-Chief: Ryo Shirai
Design: ido - Shohei Iida, Yuki Shimooka, Yuki Okajima
Editorial Team: Yumiko Kataoka, Erika Meneses Inoue, Ryota Kamio, Fumiko Ichikawa, Hiroshi Tamura, Tomo Kihara, Sophie Knight
Special Thanks: Pop-Up City
Illustration : Manshen Lo
Feature Content 1 - PHOTOGRAPHS : Mandy Chan & Michael Leung
Feature Content 2 - PHOTOGRAPHS : Aridan Mećava
Feature Content 3 - PHOTOGRAPHS : Kazumasa Harada
Special - Comic : Tetsu Kayama
Magazine Video : Nanako Ono
Web : Tomo Kihara

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