Trans-local Magazine : 
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-able City / エイブルシティ
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-able City / エイブルシティ
Introduction
特集 : エイブルシティ
人類総ユーザー化社会で、
私たちはどう生きるのか?
都市圏の人口増加やGAFAをはじめとするプラットフォーム企業の台頭が起こるなかで、都市の生態系は大きな変化を迫られています。ーこうした状況の中で、私たちは都市/まちでいかに生き、暮らし、働き、遊ぶのか?

創刊号の特集はエイブルシティ。バルセロナ、アムステルダム、奈良、熊本、各地をめぐって、「人の可能性をひらく都市」のあり方を考えます。いかにしてまちの風土や歴史、リソース、コミュニティを結びつけながら、市民が主体的に暮らしをつくりだしていくのか。一方で、懐古主義に陥らず、新しいテクノロジーとの関わりのなかでいかにしてまちの仕組みを更新し続けるのか。Walk-ableにLiv-able、Play-ableにHack-able……世界の都市が取り組むエイブルなまちのための実践を探ります。
Purchase
MOMENT 1 : -able City
発行 : リ・パブリック
発売:2019年5月31日
別冊:英訳冊子つき
サイズ:182×257mm (B5版)
ページ:82
ISBN : 978-4-9910759-0-2
価格 : 印刷版 1500円 + 税 / PDF版 1200円 + 税
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Feature 1
道路を自動車から市民の手に取り戻す
スーパーブロックとは?
道路を自動車から市民の手に取り戻すスーパーブロックとは?
バルセロナ都市生態学庁
ここ数年でその実績とともに世界的に知名度を上げた歩行者空間計画、スーパーブロック。それは自動車の交通制限によって新たなスペースを生み出し、A 地点からB地点へと向かうただの歩行者でしかなかった人々を、まちで過ごし、遊び、活動する市民へと変えるためのプロジェクトだ。

バルセロナ都市生態学庁ディレクターのサルバドール・ルエダ氏への特別インタビューから、20年以上にわたる研究と実験に迫る。
Barcelona,
Feature 2
「 21世紀の自給自足都市 」のための自然とテクノロジーとは?
グリーンファブラボ
世界有数のファブラボを持ち、インダストリーの変革にも積極的に取り組む建築大学院大学 Institute for Advanced Architecture of Catalonia( IAAC)は、なぜ鬱蒼と茂る林に囲まれた土地を研究拠点に選んだのか。

その理由にはこの土地バイダウラの歴史がある。私たちは生活に必要な食・エネルギー・インフラをいかにして生産していくのか。「21世紀の自給自足性」を探索するファブラボで、自然とテクノロジーのあり方を考える。
Barcelona
Feature 3
小さなまちにものをつくる場所があること―地域資源とまちの未来
ファブラボ阿蘇南小国
南に壮大なカルデラを擁する阿蘇山、東には九州本土最高峰の九重山を望む熊本県阿蘇郡南小国町。2017 年、この南小国町にファブラボが生まれた。

まちの人口は約4,000人-持てる町立施設の数も限られるなかで、なぜこのまちにファブラボが誕生したのか。ものをつくる場所があることの意味を問い直す。地域資源である小国杉をさまざまな形で展開し、まちに循環させるラボの役割と可能性とは?
Japan
Index
目次
p 3. トランスローカルマガジンMOMENTの創刊によせて
     
— 白井瞭

p 4. 人類総ユーザー化社会で、私たちはどう生きるのか?
     — 田村大

p 8.  バルセロナ都市生態学庁 ディレクター サルバドール・ルエダ
持続可能な都市への方程式

p 21. エイブルシティのスケッチ

p 24. 都市から遠く離れて
     Trip1 — グリーンファブラボ
     Trip2 — ファブラボ阿蘇南小国
p 42. ファブシティの現在
     Opinion 1 — トマス・ディアス
     Opinion 2 — 田中浩也

p 47. Good Job! センター香芝 — 森下 静香+岡部太郎+飯嶋秀治
インタークルージョンが生まれる場所

p 56. ハッキング・アムステルダム
マータイン・デ・ヴァールと考える都市のコレクティブ
     — ソフィー・ナイト

p 64. シチズン・センシング — データが市民にもたらす力
     — マラ ・バレストリーニ

p 68. ストリートディベートから考える都市のプレイアビリティ
     — 木原 共
Stockist
お取り扱い情報
【 関東 】
東京 — かもめブックス
東京 — 本屋B&B
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東京 ― 代官山蔦屋書店
東京 ― NENOi
東京 — 3331 CUBE shop&gallery
東京 —  青山ブックセンター本店
神奈川 ―  石堂書店
神奈川 — ポルベニールブックストア

【関西】
大阪 ― toi books
大阪 ― FOLK old book store
大阪 ― 梅田蔦屋書店
大阪 ― 西日本書店
京都 ― 恵文社一乗寺店
京都 ― 誠光社
京都 ― ホホホ座浄土寺店
兵庫 ― KITSUNE BOOK & ART


【 北陸 】
福井 ― HOSHIDO

【東北】
岩手 — BOOKNERD

【中国・四国】
広島 ー READAN DEAT
徳島 ー 豆ちよ焙煎所
広島 —  広島蔦屋書店
鳥取 — 汽水空港

【 九州 】
福岡 — 六本松 蔦屋書店
大分 ― カモシカ書店
佐賀 ― bowl

※ 現在、販売店様と直接取り引きさせていただいております。
書店の方に限らず、お取扱いに興味のある方はこちらからお気軽にお問い合わせください。
News
ニュース / イベント情報
2020 6/1  —  moment第二号を販売開始しました。
2019 7/1  —  関西圏でのお取り扱いが増えました。
2019 6/5  —  お取り扱い書店が全国で増えました。
2019 5/31 — ECでの販売を開始しました。
2019 5/31 — MOMENTのTwitter / Facebookを開始しました。
2019 5/31 — MOMENTウェブサイトを公開しました。
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Podcast
MOMENT Radio
MOMENT radioでは、アムステルダム・バルセロナ・東京で活動するメンバーが、
世界各地の都市から立ち上がるデザイン・ビジネス・カルチャーについて話していきます。
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Why we started moment.
トランスローカルマガジン MOMENTの創刊によせて
かつては想像もできなかった量の情報が日々やりとりされる現代。世界各地の多くのものがクリックひとつで好きな場所に届き、決して交わることのなかったであろう人と人との出会いが生まれている。

自分の欲しい情報・サービスがいつでもどこでも提供される便利さと引き換えに、私たちが暮らすことになったのは、同じ意見をもつ人ばかりが集まるムラだった。この無数のムラ同士の見えない隔たりはいまも大きく深く広がり続けている。見慣れた風景が続く村を抜け出して別のどこかへ来たつもりが、どうやら心地よくも奇妙なこのムラから抜け出せなくなってしまったようだ。

このムラにかつてのあり方を取り戻そうとすることにも、ムラを捨て去って新しいコミューンをつくりだすことにも、もはや希望を抱けそうにない。必要なのはいまここにある技術や資源、文化を新たな見方で読み解き直すことで、このムラ=ローカルを超えたどこかに別のあり方を想像し具現化することだ。MOMENTではこの実践をTrans Local(トランスローカル)と名づけたい。

ここでいうローカルは私たちが暮らすまちや日々働く場であり、趣味や専門、 業界などのコミュニティでもある。大切なのはこの分断されたローカルから漕ぎ出して、異なるローカルと出会い、それぞれの実践の意味と文脈を紡ぎ直すことで、新しい地平を探索することだ。私たち一人ひとりがつくリだせるのはほんの小さな動きでしかない。

それでも その動きが生み出すさざ波はやがて大きな波紋へと広がるかもしれない。MOMENTが目指すのは、トランスローカルの実践者たちのための小さな支持体になるこ とだ。世界各地に点在する実践者とともに、次のモメンタムを生み出すことを願って。

2019年6月 — 白井瞭
Credit
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Editorial Team : Fumiko Ichikawa, Yumiko Matsumaru
Yuki Uchida, Ryota Kamio, Sophie Knight , Tomo Kihara
Supervisor of Translation : Sophie Knight

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Illustration : Toshikazu Hirai
Web Design and Development :Tomo Kihara
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